白路/ハト芋
──昔々、ひとりの少年が人柱として神に捧げられた。
ある山の奥深く、霧が立ち込める水辺に彼らはいた。少年のような姿をしている白路(はくろ)は白鷺のいとし子で何百年もの間ひっそりと白鷺達と暮らしてきた。暗闇に光が差す中、高貴な紫の髪に金色の目が妖しく光る。白路が身に着けている勾玉の首飾りは白路がまだ人間だった頃両親から貰ったもの。
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