メアリー・A・キルクス/阿拘

その物語は忘れられた。
なぜなら金髪の少女が夢から覚めてしまったから。
真っ黒な髪の彼女の幼い頃の夢は女王に仕える白うさぎ。
女王によって今も尚終わらないお茶会で、彼女もまた得意のトランプを使った手品を披露し続ける。
性格はすっかりひねくれてしまったが、姿も知らぬ女王を敬愛し、忘れられた物語の中で生き続けるメアリー。
たとえ体が朽ちて作り物になろうとも。




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